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コラム

2022年08月04日栽培日記

つのちゃんの栽培日記 ~100均グッズでおうち野菜~(8)

こんにちは。
猛烈に暑い日が続いているので夏バテ気味なつのちゃんです。

でも、ミニトマトたちはこの暑さに負けずに元気に育っていますよ~!

 
「かむり」の方が「べにすずめ」より草丈が高いですね。
「べにすずめ」は6段花房が開花中で「かむり」は5段花房が開花中です。


1段果房はどちらの品種も色付いてきていますね!
もう少し待って、完熟させてから食べようと思います。

さて、順調に育っているように見えていたのですが、
手入れをしていると…

葉っぱが食べられている!

 
こっちは、果実が食べられている‼


上を見てみると
この果房穴だらけだ!!!

犯人はタバコガの幼虫です。
ミニトマトたちはこのタバコガによる食害を受けていました。
このままでは、食べられる果実がなくなってしまいそうです…


下葉を見てみると、絵描き虫と呼ばれるハモグリバエの食害を受けていました。
絵描き虫と呼ばれるだけあって、模様でも描いたかのような白いスジ状の痕がたくさんできています。


地際部を見てみると、茶褐色に変色している株が一株見つかりました。
これはトマトサビダニが発生しているようです。

    
顕微鏡で茶褐色になった部分を見てみるとクサビ形の虫がたくさんいました。
よ~く見てみると、チョココロネみたいな体をしているので可愛らしいです。

ハウスとは違い、外で栽培するとこんなに虫がつくのですね。
もうお酢だけでは、害虫たちを抑えることができないと判断しました。
また、所内で害虫が大量発生してしまうと本来の業務に支障が出てしまうこともあるため、ここから先の栽培では、殺虫剤を使用することにしました。


殺虫剤散布後の様子です。
かわいそうですが、やはり農薬の効果は絶大ですね。
 
食害によって健全な葉が少なくなってしまったので、脇芽の葉を2枚残して生長点を摘んで、脇芽の葉を残すことにしました。
もう食害を受けないといいのですが…

皆さんのお家では、今回紹介したような害虫は発生していないですか?
殺虫剤の使用に関しては、色々な考え方があるかもしれませんが、使用方法を守って害虫を増やさないように防除していきましょう。

 

tugi

角田鈴奈

著者プロフィール

名前
角田鈴奈
出身地
群馬県館林市
専門分野
植物育種(トマト)、ちょっとだけ分子遺伝学
趣味
釣り、登山、ヨガ、旅行
好きなもの
柑橘、和栗、クレープ