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コラム

2023年01月24日栽培日記

ジャックとあまなが Vol.2 ~鉢上げと初期誘引~

こんにちは。

最近ジンにドハマり中のジャックこと、生産管理部の白木です。

 前回は「園研甘長」の播種から移植までの様子を紹介しました (ジャックとあまなが Vol.1 ~播種から鉢上げ~)。今回は、鉢上げから初期誘引までの様子についてご紹介します。


20221223日に9 cm ポットに移植した苗ですが(写真1)、移植後19日目には、本葉が56枚展開し(写真2)、ポットの底まで根がはり、根鉢ができてきました(写真3)。そこで2023111日に21㎝ポットに鉢上げを行うことにしました。

鉢上げ培養土は、某ホームセンターで購入したもので、肥料成分は、「N: 140 mg/L, P: 260 mg/L, K: 120 mg/L」のものを使いました(写真4)。肥料成分を参考にして頂き、鉢上げ用・ポット用培養土と記載してある商品の使用をお勧めします。購入した培養土は、乾燥しているので、ポットに詰める前に、水を含ませてから使用します。新品の培養土は水をはじいてしまうので、水をかけたら(写真5)、よく混ぜて、手で握って崩れない程度まで水を含ませます(写真6)

次に、21 cmポットの半分程度まで培養土を入れ(写真7)、根鉢が崩れないようにそっと9 cmポットから苗を取り出し、詰めた培養土の上に置きます。根の活着をよくする為に、根鉢の周りに培養土を詰めて軽く手で押し、苗と培養土をなじませます。この時に根鉢の上部に培養土をかけると、地際部の胚軸が傷んでしまうので、周りの培養土表層部より少し根鉢が出るように培養土を詰めると良いです (写真8)。苗がまだ小さく茎が細い時期は、胚軸が倒れやすいので、竹串などを使って誘引すると倒れる心配がありません(写真9)。鉢上げ後は、気温を1530度程度で維持し、培養土の表面が乾いたら灌水を行います。

写真10は、鉢上げから8日後の様子です。本葉が大きくなり順調に生育しています!次回は、苗の仕立て方についての更新を予定していますのでお楽しみに!

 

白木碧

著者プロフィール

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白木碧
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ツーリング、ドライブ
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